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「糖尿病はインスリンの問題」
多くの人が、そう考えているのではないでしょうか。
実際、血液中のブドウ糖が増えすぎることで全身の血管が傷つき、
さまざまな合併症を引き起こす糖尿病は、
長年にわたり血糖値を下げるホルモン「インスリン」の機能不全が原因だと考えられてきました。
しかし近年、その常識を覆す新たな事実が明らかになっています。
それが、 血糖値を「上げる」もう一つのホルモン「グルカゴン」の存在です。
体内の血糖値コントロールを、車の運転に例えてみましょう。
これまで私たちは、
「ブレーキが壊れている=インスリンの問題」 ばかりに注目してきました。
しかし実は、
アクセル(グルカゴン)が踏みっぱなしになっていることこそが、
大きな問題だったのです。
この記事では、 グルカゴンに関する3つの驚くべき真実と、
私が実際に血糖値を安定させた方法を解説します。
読み終える頃には、
糖尿病の予防・管理に対する視点が大きく変わっているはずです。
まずは、驚くべき研究結果からご紹介します。
マウスを用いた実験では、次のような結果が示されました。
グルカゴンを適切に抑制できれば、
インスリンの分泌がゼロでも糖尿病は発症しない
一見、信じがたい結果です。
これはつまり、
ということ。
この研究は、 「糖尿病=インスリンの問題」という
従来の常識を 根底から覆す、非常に重要な発見なのです。
では、グルカゴンとは一体どんなホルモンなのでしょうか。
グルカゴンはインスリンと同じく
膵臓で作られるホルモンですが、働きは真逆です。
本来は、
飢餓状態から命を守るための
「サバイバルホルモン」でした。
血糖値が下がりすぎると、
グルカゴンは次の3つの指令を出します。
このようにグルカゴンは、
体を分解してでもエネルギーを生み出す、非常に強力なアクセルです。
しかし、食べ物があふれる現代では、この仕組みが裏目に出ます。
この状態が 「グルカゴンの暴走」です。
日本人の多くの人の食生活はまさにこの状態。
朝はパンとコーヒー、昼は丼もの、夜は遅い時間に炭水化物中心の食事。
食物繊維なんて、ほとんど摂っていない方がほとんどではないでしょうか。
現在では、この暴走が
糖尿病の発症・進行に深く関わっていることが分かってきました。
では、この踏みっぱなしのアクセルを
止める方法はあるのでしょうか。
その鍵を握るのが、
GLP-1(ジーエルピー・ワン)というホルモンです。
GLP-1は、 グルカゴンの暴走を止めるオフスイッチのような存在です。
食事をすると小腸から分泌され、次のような流れが起こります。
その結果、 食後の急激な血糖値上昇が防がれるのです。
GLP-1の分泌を高めるには、
水溶性食物繊維を意識した食事が重要です。
積極的に取り入れたい食品
これらがなぜ効果があるのでしょうか?
水溶性食物繊維は、
腸内細菌によって発酵される過程で 短鎖脂肪酸を作り出します。
この短鎖脂肪酸が、
することで、血糖値の安定につながります。
白米を玄米に変え、
毎食野菜を先に食べるようだけでも
「これだけで変わるの?」というほど変わることがあります。
私たちの糖尿病に対する理解は、
へと進化しています。
もちろん、すでに進行した糖尿病では
インスリン注射や薬物治療が必要です。
しかし、予防や初期段階においては、
日々の食事を見直すことが
ホルモンバランスを整える最も強力な手段になります。
食物繊維を意識した食事で、
ことが可能なのです。
ここまで読んで、「試してみたい」と思った方も多いでしょう。
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